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2007年08月

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2007年08月27日

♠おとぎのくにのはじまり。
むかしむかしおとぎの世界ではおとぎの国の神様と、
その兄弟の紅蓮の天使というものがいました。

まず、神様が太陽を作って昼を生み出すと、
紅蓮の天使は月を作って夜を生み出しました。

神様が太陽から天使を作ると、
紅蓮の天使は月から悪魔を作りました。

神様が土から犬や猫などの動物を作ると、
紅蓮の天使は泥から狼や虎などの危険な動物を作りました。

また神様が土から人間を作ると、
紅蓮の天使も泥から闇人(吸血鬼)を作りました。

いつも神様と正反対のものを作り出す紅蓮の天使を、神様は危険だと思い、地中奥深くに幽閉しました。
紅蓮の天使はその行為を不当だと叫び、その震えが地震となりました。
怒りで地面を殴ると、その振動が海を揺らし、津波がうまれました。
その傍若無人な兄弟を叱咤する神様の声が雷となりました。

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これがおとぎの国の世界に伝わる神話。
これからはじまるお話は、その神話が生まれた
ずっとずーっと後の話。
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2007年08月28日

♠小悪魔ロニ
今よりもちょっと昔のこと。
地獄にいる紅蓮の天使の手違いで、天使の心を持つ悪魔の子どもが生まれました。
その子悪魔はあまりにも清い心で生まれてしまったため、生まれた瞬間に地獄から地上へと放り出されてしまいました。
「うわわわあ!」
嵐のようなスピードで放り出された子悪魔には、一体なにが起きたのかわかりません。
肌がびりびりと痛くて、目を閉じないとゴミが入ってしまいそうです。
生まれたばかりでまだ小さな体は、その体に襲い掛かってくる引きちぎれそうな痛みに泣くしかありませんでした。
そして勢いよく地上へ飛び出したその時…

ごちん

頭になにやらかたいものがぶつかりました。
「うにゅぅ…」
「…ってぇ」
顔を上げると、そこにはピンクの髪の毛の、自分とは似ているけども似ていない不思議なものがそこにいました。
「うにゃ?」
「『うにゃ?』じゃねえよ!いってぇなぁ…って!お前!」
「にゅ?」
ピンクの髪の毛のものはにんまりと笑うと、得意げに胸をはりながら言いました。
「オレはレネ」
「レネ?」
「神のヤローの家の壁にオレの最高傑作なアートをかいたら、こんなところに落とされちまった不幸な天使さまだ!」
「…かみさま?てんし?」
「なんだ?お前、悪魔のクセに神や天使をしらねーのか?」
「あくま?ロニ、わかんない…」
レネという天使はあきれた顔をしています。
神様や天使の存在を知らない悪魔なんて、天国にいたころに読んでた教科書にものっていませんでしたからね。
レネはロニに、この世界に伝わる神話のこと、神様は天使、紅蓮の天使は悪魔をつくる存在だということ、自分はその神様の手違いで、悪い心を持って生まれてきてしまった天使だということ、そして神様のおうちに落書きをして罰として天国からおとされたことなど、たくさんのことを教えてあげました。
「ところでお前の名前は?」
「なまえ…ロニ、なまえ?ロニ、ないよ?」
「それじゃ、そのロニという音、お前の名前にしたらいいんじゃね?」
「うー…ロニはロニっていうの?」
「そういうこと」
ロニと名づけられた子悪魔はにっこりと微笑みました。

これから二人に待ち受ける運命など知ることもなく…

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